ワークショップオーディション情報

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オーディション情報詳細(チラシと同じ内容です)

2023.09.22

※オーディション参加者募集チラシをご覧になって、このサイトに来られた方は、チラシ記載のものと同じです。

京都芸術大学 舞台芸術研究センター2023年度テーマ研究Ⅰ
「舞台芸術を用いた〈他者〉との対話の場の構築と継続―旧真田山陸軍墓地を巡る二つの創作を通して」

筒井潤 作・演出公演『墓地を上演する(仮)』
出演者募集のためのオーディション

2024年3月に京都芸術劇場studio21で上演予定の舞台公演『墓地を上演する(仮)』の出演者募集オーディションを実施します。ご関心のある方はぜひご応募・ご参加ください。

☆☆『墓地を上演する(仮)』公演概要☆☆
○大阪にある旧真田山陸軍墓地をリサーチし、そこから舞台芸術作品を立ち上げていく上記研究プロジェクト※1の最終実験としての上演です。
○作・演出:筒井潤(dracom) 〇上演場所:京都芸術劇場studio21
○稽古予定:2024年1月22日頃〜、稽古回数:週5回程度、稽古場所:京都芸術センター
○小屋入り期間:2024年3月8日(金)~10日(日)
○出演料あり
※1プロジェクトに関して:○主なプロジェクトメンバー:岡田蕗子(研究代表者、演劇研究者、京都芸術大学舞台芸術学科講師)、筒井潤(共同研究者、劇作・演出、dracom)、山﨑達哉(共同研究者、大阪大学中之島芸術センター)、髙安美帆(共同研究者、エイチエムピー・シアターカンパニー)、阪田愛子(研究協力者、制作) 詳細は京都芸術劇場のウェブサイトをご覧ください。(https://k-pac.org/openlab/10082/

☆☆オーディション概要☆☆
〇日程:オーディションは各回1時間30分程度を予定しています。①~④のうち第一希望と第二希望※2をご指定いただき、ご応募ください。※2第一希望のみでもご応募可能です。
①10月26日(木)17時30分~19時00分 ②10月27日(金)20時00分~21時30分
③10月29日(日)10時~11時30分 ④10月29日(日)14時~15時30分
〇場所:京都芸術大学・瓜生山キャンパス 天心館アネックス 3階 稽古場A
(〒606-8271京都市左京区北白川瓜生山2-116)
〇応募締切:10月23日(月)23時59分
〇応募条件※3:18歳以上25歳以下(2024年3月10日時点/高校生不可)、稽古から本番まで参加が可能であること。
※3年齢制限の理由:旧真田山陸軍墓地には、「戦死」ではない人達も数多く埋葬されています。例えば、徴兵で入隊し、「生兵」として6か月の訓練を受けている時に亡くなった人達も。なぜ元気に入隊した若者が短期間の間に亡くなるに至るのでしょうか。理由は様々ですが、考えていると「他人事」ではない要因が見えてくるような気もします。今回は、そういうことも含めて稽古場で考えていきたいと思っており、特に「生兵」と同年代の人と創りたいと考えました。基準にした「25歳」は、最初の埋葬者、下田織之助が亡くなった年齢です。

☆☆筒井潤(Jun TSUTSUI)☆☆
演出家、劇作家。大阪を拠点とする公演芸術集団dracom(http://dracom-pag.org/
)のリーダー。2007年京都芸術センター舞台芸術賞受賞。dracomとしてSound Live Tokyo 2014、NIPPON PERFORMANCE NIGHT(デュッセルドルフ)、東京芸術祭ワールドコンペティション2019などに参加。dracom以外にはDANCE BOX主催『新長田のダンス事情』(TPAM2014参加)、京都造形芸術大学(現京都芸術大学)舞台芸術研究センター主催『破壊の子ら』で演出、ルリー・シャバラ『ラウン・ジャガッ:極彩色に連なる声』(KYOTO EXPERIMENT 2021)では空間演出を担当。他に山下残、マレビトの会、維新派、桃園会、羽鳥嘉郎、akakilike、悪魔のしるし、ホー・ツーニェン、荒木優光などの公演や作品に参加。
旧真田山陸軍墓地には2021年から関わり、2022年2月に、「旧真田山陸軍墓地のエコミュージアム化プロジェクト」(大阪大学大学院文学研究科「徴しの上を鳥が飛ぶⅢ―文学研究科におけるアート・プラクシス人材育成プログラム」)の演出・出演を担当。

☆☆旧真田山陸軍墓地☆☆
旧真田山陸軍墓地は、1871年日本で最初に設置された兵隊埋葬地で、JR大阪環状線玉造駅から徒歩数分の場所にあります。ここには、戦地で死んだ日本兵だけでなく、事故死や自殺など兵営生活との関わりで死没した者や、日本と戦った外国人俘虜の墓碑などもあり、明治以来敗戦に至るまでの日本の軍隊と戦争及びそれに関わることを余儀なくされた人々の歴史を今に伝え続ける記録の貯蔵庫でもあります。現在は(財)「真田山陸軍墓地維持会」が慰霊祭や墓地清掃、墓石の補強などの維持・管理を行うと同時に、NPO法人「旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会」が、学術調査や定期的な研究会の開催、書籍の刊行等を行い、多様な観点から場が持つ歴史を複層的に読み解いています。
(詳しい歴史はNPO法人のウェブサイトhttps://www.assmcc.org/をご参照ください。)

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